製品づくりについて

製作ポリシー
私たちは、箱を作っています。
その箱は、私たちにとっては〈商品〉ですが、お客様にとっては〈大切なものを守り運ぶもの〉です。
大切なもの──その最たるものは〈いのち〉です。
私たち森羽紙業は、自然が育んだ生命であり、また、私たちの生命の源である食物、とりわけ青果物という〈いきもの〉の容器となる製品を主に製造してきました。
その〈大切なもの〉を、いかに優しく、確かに守れる箱を作り続けられるか?
森羽紙業の歴史は、そのために社長はじめ社員が一同に邁進し続けた歴史であり、それこそが私たちのアイデンティティです。
そして、これからも。お客様の〈大切なもの〉を守る製品作りを常に意識し、細心の配慮と専心をもって段ボール箱を作り続けていきます。
段ボール箱ができるまで
実際どのような手順で段ボール箱がつくられているか、製造工程をご紹介します。
段ボール箱の材料となる段ボールシートは、製段機(コルゲータ)で、下図のような手順で作られています。
製段機(コルゲータ)のしくみ

段ボール箱は、下図のような手順で印刷・製函されます。
段ボール箱の製造行程

段ボールシートを1枚ずつ送り込みます。
1色目のインキを印刷します。
2色目のインキを印刷します。

※ フレキソ印刷用の版
段ボール箱への印刷は、通常フレキソ印刷という凸版方式で印刷します。版は樹脂製で、盛り上がった部分にインキをつけ、印刷面に押しつけます。(ハンコと同じ原理です。)

段ボールシートに折り線(クリーザ)を入れ、溝(スロット)を切り込みます。
・のりしろに糊をつけ、折り線に沿って
・段ボールシートを折り曲げます。

※ 段ボール箱の抜き型
A式(りんご箱の形)以外の複雑な形のものは、抜き型をつかって型抜きします。抜き型は、木の板に金属製の刃を打ち付けて作られています。

※ 段ボールシートがフォルダユニットで折り曲げられている様子

折りたたんだ段ボールシートを積み上げ、形を整えます。
加工の済んだシートを決められた枚数ごとに束ねます。
